大型バイクへの道①

突然ですが、現在、大型バイク(大型二輪免許)を取得するために、教習所へ通っています。

もともと普通自動二輪免許を持っていたのですが、10年ぶりに改めてバイクの免許を取得しようと思った理由などを書いていきたいと思います。

目次

私の免許経歴

さて、なんで大型バイクなのかということの前に、私の運転免許経歴についてお話ししたいと思います。

車っていうのは、乗る人と乗らない人がいますが、乗る人にとっては人生ととても密な関係にあると思います。それに車は免許がなかったら運転できません。つまり、免許の経歴っていうのは、その人の人生の歴史でもあると思います。

ということで、まずは私の運転免許経歴から。

まず最初に免許を取得したのは大学生になったころ。通学とバイトのために原付免許を取りました。免許試験所近くの一日学校みたいなところに行き、学科の勉強をしてそのまま試験場へ。学科試験を受けてすぐに原付免許を取得しました。そのあとは、原付バイク(確か中古のスズキのレッツ2)を買って大学やバイトに行っていました。

その後大学3回ぐらいのときに車の運転免許を取得するために地元の教習所へ。どうせミッションの車なんて運転しないと思い、オートマ限定の免許にしました。半年ぐらいかけて車の免許を取得しましたが、学生の身分ではマイカーなど持つことができず家族の車を運転しようにも保険が高くなるだとかで、車の運転は全くせずに大学を卒業しました。

普通自動二輪の免許を取得したのは、大学卒業ぐらい。就職先でピンク色のナンバーの原付(二種原)を運転するかもしれないと言われ、京都ではお馴染みの三角形のバイクの教習所へ通いました。

就職してからは、二種原に乗ることもありましたが、ミッションの車も運転するかもしれないということで、オートマ限定解除をして、通勤バイクとして二種原のスクーターを購入(ヤマハ シグナス)しました。

そして30歳を過ぎたおっさんとなり、これまでオートバイ(跨るタイプのバイク)とは無縁の生活を送ってきました。ただ、通勤では二種原のスクーターを乗っていますし、学生のときから原付には乗っていたのでバイクという存在は身近にありました。

ドライブウエイを走るオートバイを見て

そんな私がなんで今更ミッションのバイクに乗ろうと思ったのかというと、趣味の幅が広がったということが大きいです。学生のときとは違って、登山を始めましたし、カメラも趣味として始めました。今は続いていませんが自転車にも興味があってロードバイクを買ったこともありました。

しかしコロナで登山に思うように行けず、子供が生まれてから自分の時間を取りにくい状況になりました。登山って行って帰ってくるのに結構な時間を使うんですよね。当たり前ですけど、朝早くから行って遠くの山に登って帰ってくるのは夜って、丸一日の自由時間を確保できる環境にならなくなってきた。

そんなときだったので、新しい趣味を見つけたいなと思っていました。そんなとき、ドライブウエイを走るバイクが目に付きました。

長野に旅行していたときにもバイクはよく見かけることがありました。美ヶ原に行ったとき、ビーナスラインで美ヶ原まで行ったのですが、そのときにたくさんのバイクとすれ違いました。

あとで知りましたが、ビーナスラインはツーリングの聖地のようなところだったみたいで、大きなバイクで風を切りながら走る姿はとても気持ちよさそうに見えました。信号のない、一本道。徐々に目線が上がってきて、最終的には3000mの目線に行くことのできるドライブウエイ。

そんな道を風を感じながらオートバイで走る。これってすごい気持ちいいことなんじゃないか。(実はこの感覚は登山にも通じるものがあると思っています。自分の足で頂上を目指す。その工程が楽しくて山登りをしているので、自らの運転で頂上を目指すという行為は登山と似ているのかもしれません。だからオートバイに惹かれたのかもしれません。)

いつかは大きなバイクに乗って風を感じながらこの道を走ってみたい。そう思うのは当然でしょう。

車を手放したこと

ただ、バイクというのは敷居が高いものです。まずは免許が必要です(二輪の免許はすでに持っていましたが)そして、バイク本体が必要です。

免許取るだけでも敷居が高いと思いますけど、バイクを買うっていうのもさらに敷居が高い気がします。安いバイクを探せば、いろいろとあるかもしれませんが、どれだけ安くても最低10万円はかかってしまう。趣味にすぐに10万円をポンと出せればいいんでしょうけど、そんなすぐに出せません。それに10万円のバイクには乗りたくない。

そんなときに車を手放しました。結婚して引っ越すことになったときに、当然のことながら車も一緒に引っ越し先に持っていきました。しかし、引っ越し先には駐車場がなく、近くの月極駐車場を借りることなりました。今までは比較的駐車場の料金も安かったのですが、引っ越し先では料金の相場が月25,000円程度のところ。

都心部だともっと高いかもしれませんが、月25,000円、年間でいうと10万円以上が駐車場の料金として飛んでいきます。

そもそも引っ越し先では渋滞がほとんどで、車だとすごく動きにくいところ。車の乗る回数も減っていき、前は一か月1000km走っていたのが、月100kmぐらいの走行になったしまいました。

そうなると車を持っている理由がなくなってきた気がしました。ちょうど車検の時期で、月に100kmも乗らない車を車検に通すか悩んだ結果、車を手放すという決断をしました。

そうなると、持っている自家用車は通勤で使っている原付のみ。

思い浮かぶのはあのビーナスラインを走っていたオートバイの姿でした。

続く。