雪山納めに伊吹山へ

山頂

今年は雪が少ないです。まだ2月なのに、雪山シーズンが終わりました。

これからは花粉の時期です。しばらく花粉でやられてしまっているのでお山はお休みです。

目次

雪山といえば伊吹山

雪山といえば伊吹山!と個人的には思っています。関西では雪がある山というのは非常に少ない。いや、あることにはあるんですが、アクセスの良さとほどほどの難易度がちょうどいいんです。

無駄に12本アイゼンを買ってから、三峰山などを経て伊吹山に行きました。関西で一番難しい雪山は武奈ヶ岳だと思っているのですが、伊吹はその次ぐらいではないのかと勝手に思っています。

毎年のように登っている伊吹山。ある程度の積雪がいつもある感じで、冬になると5合目から直登コースとなります。山頂からは憧れの白山が美しく見えるのです。

今回は OM-D E-M5mark2+E.zuiko 14-150Ⅱ、E.zuiko 12mm F2.0 を持っていきました。

さっそく行ってきました。

京都から伊吹山までは車で2時間ほど。名神高速で米原ジャンクションまで行き、北陸道に乗ってすぐの米原インターで降ります。名神では多賀までで伊吹が見え、その神々しさには目が覚めます。

正直言うと、少し寝坊しまして、行くかどうか悩んだんですが、この機を逃すと3月になり、花粉にやられているので山登りはきついと思い、伊吹に雪山納めに向かいました。

登山口

午後8時45分に登山口に到着です。インフォメーションセンター直近の駐車場に止めました。5台ほど駐車可能で一日500円。環境協力義援金が300円となっています。

登山口がある付近には民間の駐車場が点在しています。登山口までの家が駐車場を貸し出していて、こちらは400円。下山後は各家ごとのサービス(靴洗い可。お茶、梅ジュースが出てきたりなど)があります。

登山口からはほんの少し歩くことになるので、そこは個人にお任せします。

登山ポスト

インフォメーションセンター横に登山ポストありです。

行きは気が付かなかったのですが、掲示板がありました。

掲示板

5合目で熊の目撃情報があるとのこと。注意してください。

看板

そして現在鹿の駆除もしているとのこと。猟友会の方が山に入っているので、これも注意が必要です。実際に猟銃の音が聞こえました。

午前9時。登山開始

登山口

そうは行っても来てしまった以上は登らないといけません。ということで出発。

一合目まで

登山口から一合目までの道はこんな感じです。両脇に杉が植えられていたのでデンジャラスゾーンとなります。

あと、一合目、二合目は泥が多いので注意が必要です。想像以上に滑ります。下山時に疲れてた足で下っていると、よく滑ります。

一合目

一合目。さくさくと登ります。ここにはトイレがあります。確か車でも来れたはず。宿泊施設があって自販機もありますが、平日はお休みのようです。

二合目までの道

二合目までの道。泥だらけになりました。雪の時期はここが川になり悲惨になることが多いです。今回は頂上ぐらいにしか雪がないとのことで安心して登りました。

ただすごい靴に泥がついて、やっぱり滑りましたけどね。

二合目

二合目へ。二合目から三合目までの間がとても長く感じるのは私だけでしょうか。あと、こんなに笹って生えていました?

三合目までの道

ここも泥が・・・となりそうですが、ここは大丈夫でした。何が違うんでしょうね。

三合目

三合目に到着。一合目、二合目と山頂が見えないのですが、三合目からは伊吹の雄大な山塊がよく見えます。こう見ると山頂まで遠そうです。

三合目にはトイレがありますが、冬季は閉鎖されています。お花畑のネットも外されていて、三合目で休憩という感じではないのかもしれません。

四合目

三合目から四合目まではすぐです。二合目~三合目の半分ぐらいでしょうか。とりあえずすぐにつきます。

四合目

例年三合目から雪が出始めて四合目では積雪ありという感じですが、今年はすでに雪は全くない状態となっていました。

四合目からはごつごつした感じの登山道となります。

五合目に到着

五合目

そして五合目へ。伊吹山は五合目からが本番だと思っています。が、雪がありません。

雪山だとここから山頂まで直登しなければなりません。

伊吹山

参考に冬の伊吹は本来こんな感じです。五合目か一直線に登ります。これぞ冬の伊吹の醍醐味です。

五合目から

ということで頑張って夏道を登ります。直登ルートは冬しか行けません。夏に行こうとしても泥と急斜面過ぎて登れません。

六合目日避難小屋

六合目に行くまでに避難小屋があります。ここで一回寝ようとしたことがありましたが、なかなか寝れるもんではなかったです。最近できたんですけどね。中はそんなに広くない感じです。

六合目

六合目に到着。徐々に雪が出てきました。「まだ雪あったんだ」という気持ちです。

六合目からの道

登山道には雪が残っています。アイゼンはつけませんでしたが、チェーンスパイクぐらいはつけてもいいかもしれません。ただ、降りるときにはだいぶ溶けて踏み抜きが多かったのでそれもどうかと思います。

七合目

七合目へ。これだけ見ると寒そうにも見えますが、気温は8℃でした。登っていると春の陽気でした。まだ二月なんですけどね。

霊仙方向

霊仙山方向です。本当ならもっとくっきりと見えるんですが、春の陽気で霞んでいます。琵琶湖も見えません。比良も見えません。雪もありません。でも伊吹最高!と自分を鼓舞します。

八合目

あっというまに八合目。書いていると早いですね。結構ぜえぜえしていましたけど。

八合目からは直登ルートが残っています。ただ雪が解けていたりするのでアイゼンとピッケルが必須だと思います。直登ルートでも八合目、九合目の斜面はなかなかにきついです。登りはしんどい。下りは怖いですし、ここが正念場だと思います。夏道でも八合目、九合目は傾斜がきつく岩がごつごつしているので注意が必要です。

山頂への道

そしてビクトリーロード。九合目が見つけられなかったんですが、どこかで行方不明になったんでしょうか。山頂付近は雪が残っていました。

山頂に到着。

山頂

午後0時。山頂に到着です。山頂にはヤマトタケルの像があります。神話では伊吹山で日本武尊がイノシシに敗れたみたいです。

奥に見えていますが、山頂から北側の景色が最高です。

白山方向

白山方向です。白山は写っているか写っていないかよくわかりません。ただ、雪山が連なっている姿は冬にしか見ることができませんし、この景色は伊吹からしか見ることができません。この景色を見るとニヤニヤと顔がほころびます。

三角点

山頂であまりすることがなかったので三角点まで行きます。

あまり知られていないスポットの一つだと思います。

あとは下山するだけ

山頂では風があまり吹いていなくて、結構まったりとしていました。そろそろ下山するかと思い、登ってきた道を降ります。

五合目まで降りてきて、あることに気づきます。

「カメラのレンズがない」

ザックに取り付けていたカメラポーチが外れていることに気づきました。一瞬そのまま降りようかと思いましたが、まだ1時だったので探しみることに。再び山頂まで行き、山頂付近のビクトリーロードで発見することができました。

どなたか柵のポールの上に置いていただいたようで、濡れずに済みました。この場でお礼申し上げます。ありがとうございました。

と、いうことで、ザックにはあまり物を取り付けないようにしましょう。私はかなりいっぱいつけていました。反省しています。

夕日?

結局山頂に戻ったのが午後3時。そこから下山して午後4時を過ぎます。

いつもは午後3時には下山するようにしていたので日が傾いてきました。

下山

午後5時。無事に下山。忘れ物はありません!二倍疲れましたが・・・

感想

今回は雪のない冬の伊吹に登ってきました。2月というのに雪がなくなるとは、今年はやっぱり雪が少なかったようです。それでも毎年登っているので登らずにはいられません。

二月はいろいろと忙しくてあまり山に行けていなかったですが、登れてよかったと思います。

ただ、レンズを落としたのは失敗です。ザックにいろんなものを取り付けているので一つ落ちてもわからなくなっていました。

帰りが遅くなり、体力の消耗にもつながる。次からの反省点ができました。

しばらく花粉のため山はお休みするつもりです。対策をしっかりと考えたいと思います。