平成30年も残すところ数日となりました。
12月に入って、平成最後の山納めはどこにするのか、ずっと悩んでいましたが鈴鹿山系の入道ヶ岳に登ってきました。
鈴鹿セブンマウンテンの一つですが、私は全く知りませんでした。
当初の予定は霊仙山に登ろうと思っていましたが、天気が雨なのか、雪なのかよくわからない状態だったので、天気予報と相談して鈴鹿山系に行くことにしました。
例年、御在所は登っていたのですが、今年は竜ヶ岳に登っただけで、湯の山温泉のアクアイグニスに行けていなかったというのも大きな理由です。
目次
入道ヶ岳って?
まずは入道ヶ岳の簡単な紹介を。
標高は906mで、鈴鹿セブンマウンテンの一つです。いくつかの登山コースがありますが、麓の椿大神社(つばきおおかみやしろ)から登ることが多いと思います。
椿大神社の御神体でもあり、頂上には鳥居があります。また、頂上付近は見晴らしがよく、伊勢湾が一望でき、天気が良ければ中央アルプスまで見えます。
山頂付近にはアセビの群落があります。
登山道はよく整備されていて初心者向けの山でもあります。
京都から行くと、新名神を利用して1時間30分ぐらいでしょうか。近いですね!!
さっそく行ってきた
午前8時30分。椿大神社に到着。この神社は伊勢国一の宮で、格式高い神社となっています。
駐車場は第三駐車場までありました。第一、第二に「登山者は第三駐車場へ」とありましたので、マナーを守って第三駐車場へ。駐車場は結構な台数が止めることができそうでした。

天気は曇り。平日ということもあって、登山者は少ないようです。
今回は北尾根コースから井戸谷コースに降りる山行計画となります。

第一駐車場に立派なトイレがありました。古くからある神社だけあって、施設が整っていました。
神前結婚式もできるようで、椿会館といった施設や、お土産が売っているところがありました。
椿大神社へ

駐車場から5分くらいで椿大神社につきます。
登山道は左に行くのですが、せっかくなので神社の中を通っていくことにしました。

神社の案内図。山の上に奥宮と書かれています。やはり椿が有名みたいですが、残念ながらまだ咲いていませんでした。椿が咲いたら山ではなく、神社に参拝に行くことにします。

木が立派です。格式高い神社ということがわかります。

椿大神社の本殿です。登山道は左です。

椿大神社を出るとコンクリートの林道に出ます。

少し歩くと北尾根登山口が見えてきます。この登山口に登山ポストもありました。
井戸谷ルートもここに戻ってくるので、登山届はここで出すようです。

案内版もしっかりとありました。

ここから登山道に入ります。神社の階段を登る必要はありません。左に登山道がありました。
しかしせっかくなので階段で登ることにしました。

階段を上ると椿大神社の愛宕社に着きます。やっぱり階段はきついです。
もしかしたら雪があるかもと思ってアイゼンを持ってきたことを後悔しました。睡眠不足も加わり、体力をかなり奪われました・・・
いよいよ登山道へ

愛宕社を過ぎるといよいよ登山道に出ます。ここまで長かった・・・

標識はしっかりとありますが、合目という表示はありませんでした。通報ポイントがしっかりとあり、第2ポイントにつきました。
ちなみに第1ポイントは登山口で、10ポイントまでありました。10ポイントは山頂直近です。
登山道は整備されていて歩きやすかったです。
登山道に椿の木がいっぱいあったので、椿の時期はすごいことになってそうです。

しばらく歩くと急に人工物が現れます。

送電塔をこんな下から見ることってまあないですよね。下から撮るとなかなかおもしろいです。
というか、晴れている・・・?

さくさくと第3ポイントまで来ました。

第2、3ポイントの登山道はずっとこんな感じでした。一本道で歩きやすい。

ようやく写真が取れそうな椿を発見しました。ぎりぎりこっち向いてる?
今回もペンタックスのオールドレンズを持って行っています。

歩きやすい道と行っていましたが、急に急坂が始まります。尾根だから仕方ないよね。

第4ポイント。確かに足元注意です。初心者向けといいましたが、全くの登山初めてという方には少々きついかもしれません。
第5ポイントに到着

第5ポイントに到着。かなりゆっくりとしたペースで登っていましたが、登山者は先行するご夫婦だけでした。静かな登山道は好きです。

北尾根避難小屋に到着。綿向山の立派な避難小屋を見たあとでは少し残念に思えてしまいます。
ここまで来ると山頂まであと1.3キロのようです。結構短いです。

第6ポイントへ。植生が変わって見晴らしがよくなりました。

振り返ると伊勢湾が見えてきます。ほら、見えるでしょ。いや、心の目で見るんですよ。

登山道はこんな感じに。印があってわかりやすいです。

第7ポイント。足元注意は相変わらず。尾根道だからでしょうか。

第7ポイントを過ぎるとまた植生が変わります。
第8ポイントに到着

第8ポイントに到着。どうやらここがアセビの群落があるようです。
綿向山で赤い実がなっている木が何なのかわからなかったですが、アセビということに気が付きました。

雪の積もっていないアセビでも冬という感じがして好きです。

本当にアセビだらけでした。青空だともっと映えるんですけどねー

第9ポイントに到着。だいぶ上がってきました。そして風が吹いてきました。

そして第10ポイントに到着。なかなかの強風でした。滋賀県方向から風が吹いてきます。滋賀県は雪でしょうか。

山頂まではすぐです。鳥居が見えます。体が飛ばされそうな風が吹いていて楽しくなってきました。霰も降ってきて顔に当たって痛かったです。

景色はすごくいいです。海の青がなんとも言えなかったです。冬の海ってあんな色だったっけ?と思うような鮮やかな青色。写真には写らないのが惜しいです。

山頂直近にもアセビが生えています。風が凌げて助かります。
山頂に到着

午前11時。山頂に到着。山頂に鳥居だけが建っているところはなんとも言えません。
絶景といってもいいかも。インスタ映え?いやインスタ女子はここまで来ないか。
山納めにはいいですね。今年もありがとうございました。

海の青さが少しわかりますか?雲の感じもよかったです。反対側はなかなかの暴力的でしたが。

こちらが反対側。滋賀県は大荒れでしょうか。
井戸谷ルートへ

下山は井戸谷ルートへ。分岐の標識もしっかりとあって助かります。

井戸谷ルートの登山道もよく整備されていました。しかしこちらも急坂。一度バランスを崩してしまいました。

笹原を抜けると登山道らしくなります。

急に井戸谷第6ポイントが現れます。こちらは10までないようです。
お決まりのやつ

何か忘れていませんか?そうです。苔です。みんな好きでしょう。苔。

来年もいい苔が撮れますように。

こちらにも足元注意の看板が。確かに足元は少し悪いです。道幅が狭いので踏み外すと谷に落ちてしまうようなところがありました。

わかりにくいですが、こういう道は意外と危なかったりするもんです。バランスを崩すと簡単に川まで落ちます。

さくさくと第4ポイントまで降りてきました。行程は短いです。
井戸谷避難小屋に到着

井戸谷避難小屋。こちらも質素な作りです。中は3人が限界という感じ。

井戸谷登山道は全体的にこんな感じでしょうか。歩きにくいところにはロープが張ってありました。
足を滑らすと川に落ちるので安易な気持ちでは下れません。

少しですが、川の渡渉もありました。増水時は気をつけないといけませんね。

滝のようになっていたので頑張って撮ってみました。以前はこんな写真撮れなかったですけどね。ブログのおかげです。

だいぶ下ってきました。登山道の雰囲気が変わりました。谷を下るルートが終わったようです。

第3ポイント。ここに祠がありました。

登山道は尾根道の始めと変わらないような感じになりました。歩きやすいです。

すぐに第2ポイントへ。標識がしっかりしているので安心です。

午後0時45分、井戸谷第1ポイントに着きました。空が明るいのに雨が降ってくるという・・・

井戸谷コースは椿キャンプ場の奥から登るのですが、椿キャンプ場までにはいろいろな看板が。

気が付かなったですが、5、6月に熊が出ているようです。
冬は出ないと思いますが、注意してください。
午後1時。無事に駐車場に帰ってきました。
このあとは温泉だけです。
下山後はアクアイグニスへ

湯の山温泉アクアイグニスです。
おしゃれな外観ですが、温泉施設です。
お湯はアルカリ性のぬるぬるのお湯。この温泉に入りたくて入道ヶ岳に登ったぐらいです。
結構行ってると思ってましたが、なんと今年は一回も行っていないという・・

一年が経てば高速道路もできるんですね・・・
新名神のバイパスだと思いますが、前はこんなものなかったのに。
前は御在所がきれいに見えたのですが、高速道路で見えなくなりました。
いつも亀山ジャンクション混むから仕方ないですか・・
少し、というか、だいぶ寂しくなってしまいました。
温泉からはギリギリお山が見えるぐらいでした。まぁ、お湯がいいからいっか。
感想
今回は平成30年の山納めとして入道ヶ岳に登ってきました。短めでお風呂に入ろうと企画したものですが、一年間で変わるところは変わると感じた山行でもありました。(特に新名神)
帰りは永源寺経由で帰りましたが三時間かかりました!近いね!
山納めとしては入道ヶ岳はとてもいいと思います。
明日以降の雪がわかりませんが、山頂の鳥居は素敵でした。
椿を見に行くことになると思うので、近々また登ることになるでしょう。
さて、次はどこに登ろうか。
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