霧氷を探しに高見山

高角神社

毎年、冬山シーズンの始まりに奈良県東吉野村にある高見山に登ります。霧氷が有名で、別名、関西のマッターホルン。

今回は「霧氷はあるのか高見山2018」の記事となります。カメラはOM-D EM-5Ⅱ、レンズはオリンパスの14-150の便利ズーム、あと、オールドレンズのcanon 50mm F1.8 FLを持っていきました。

軽量化でオリンパスを使っているはずなのに、オールドレンズを持っていくことにより、レンズが二本体制になるという・・・まさに本末転倒とはこのことです。

でもオールドレンズで撮る写真は楽しいよ!!

目次

高見山って?

定番の説明から。聞いたところによると、相撲の高見山関とは関係がないようです。一緒に下山してくださった方が教えてくれました。

さて、高見山ですが、冒頭のとおり奈良県東吉野村にあります。標高は1248m。主なコースは高角温泉から登るルートで往復4時間程度。登山道はよく整備されていて、歩きやすいです。

下山後は麓のたかすみ温泉に入浴することができるので、山と温泉のセットで考えたときにとてもありがたいところです。

高見山の歴史は古く、神武天皇が伊勢から大和に入ったときに通った山とも言われています。神武天皇って伝説上の初代天皇です。さすが奈良の山。歴史が深いです。

近くには三峰山があり、ここから高見山を見ると、先が尖った形に見えます。ですので、付いた異名が「関西のマッターホルン」だそうです。

高見山山頂には高角(たかすみ)神社があります。高角神社は神武天皇を導いたヤタガラスの化身の八咫烏建角命を祀っているとのこと。山と水の信仰の神社のようです。

以上、適当な解説ですが、いつものことなので許してください。

さっそく行ってきた

行ってきたという前にさらに前段のお話。

高見山はここ3年ぐらい初冬に登っています。雪山シーズンの始まりはこの山となんとなく思っているからです。たかすみ温泉までの道を凍結した状態で走りたくないというのも理由ですが。

あと比較的短時間で登れる山で、道もきれい。下山後すぐに温泉に入れて、このたかすみ温泉はきれいで露天風呂も気持ちいい。ただ、遠いのだけが難点なんですけど。

12月に入ってから登ろうか悩みましたが、11月末の冷え込みで霧氷が見れたとヤマレコに挙がっていたので、霧氷を期待して行きました。

ここに登らなければ、雪山シーズンは始まらない!!と気合が入ります。

と、前段のお話はこれぐらいにしておいて、さっそく行ってきました。

たかすみ温泉に到着。

午前8時30分。京都から2時間30分かけたかすみ温泉に到着します。やっぱり遠い。

たかすみ温泉

そして札がかかっていることに気づきます。

「本日臨時休業」

・・・まじか。テンションが下がります。浴室の清掃のために臨時休業とのことでした。やっぱり下調べは大切ですよね。

登山ポスト

とりあえずここまで来たんだから、山に登らないと。気を取り直して山行出発です。

たかすみ温泉にきれいな水洗の公衆トイレあり。あと登山ポストもあります。

高見山の赤い橋

高見山登山口の目印。赤い橋。この橋を渡って登山口に行きます。

たかすみ温泉の右のほうから川の端を歩いて橋に出れますが、たかすみ温泉の駐車場から出てしまうと橋は見つけにくいです。

高見山登山道

登山道はこんな感じ。とても整備されていて歩きやすいです。

高見山

たかすみ温泉ルートは山の西側を歩くので朝日は当たりません。ときどき日が差して、朝っぽい感じになります。空気は冷たくて冬の訪れを感じます。

高見杉へ

高見杉

一時間ほど歩くと高見杉に到着します。小屋もありますが、そんなにゆっくりできないかも。

立派な杉と鳥居がいいですね。

高見山

高見杉に着く前にこういう光景が。冬らしい日の差し方できれいに見えます。

ここぞとばかりにシャッターを切ります。

高見山

オールドレンズで。オールドレンズっぽくない写真ですが・・・

高見山

そして迷ったら苔に逃げてしまいます。ここ最近は苔を撮ることが増えました。

高見杉から先は

高見杉から先の登山道は少し雰囲気が変わります。しかし、いずれにしても歩きやすい道です。

光芒

またもや見つけました。これは撮りがいがありそう。

オールドレンズ

オールドレンズに付け替えて撮ると、すごいフレアが。虹のシャワーのようです。これはこれでおもしろいですよね。

便利ズーム

便利ズームで撮るとこんな感じに。それにしてもこの葉は何というのでしょう。寄ってみると気味が悪い気もします。

高見山

高見杉を通って、分岐を超え、尾根道を歩きます。この尾根道は少しわかりにくいかもしれません。

踏み跡があるので迷うことはないと思いますが、見つけにくい人は迷いやすいかもしれません。

高見山

高見山の山頂に向かって歩きます。本当なら、ここらへんから霧氷が現れ始めるのですが、今回はどうやらないようです。

あまり冷え込まなかったせいか、霧が出ていたせいか。霧氷のできる条件って難しいですよね。エビの尻尾じゃなくて霧氷ってなると、区別が難しくなります。

高見山

頂上付近。ここも霧氷のトンネルになってきれいになるんですが、今回は全然ダメです。

今年はエルニーニョが発生して暖冬になるといわれていますが、冬山は楽しめるのでしょうか。

高見山山頂に到着

高見山頂上

頂上に到着。小屋は相変わらずです。そして風が強い。

展望台から

展望台から。霞んでいてどれがどれだかわかりません。今シーズンは稲村ヶ岳にも登ってみようと思います。

展望台の氷

展望台に水が残っていて氷が張っていました。一応寒いことは寒いみたいです。

三峰方向

三峰方向。やっぱり霞んでいます。そして白くない。まだ晩秋といった感じでした。

高角神社

高角神社。今シーズンの冬山の安全祈願をします。正直霧氷は見れなくても、祈願が目的だったので高見山に登ってよかったです。

風は冷たかったですが、風よけを見つけ、昼ご飯を食べます。平日でしたが、登ってこられる方も何人かおられました。

高角神社は立派な神社です。由緒あるから当然かもしれませんが、山頂にこんな神社があるとはすごいことだと思います。

これで今シーズンの冬山が自分の中で始まったという気がします。それと同時に今年も終わると感じます。

下山後は橋のところにあった花を写真に撮ります。

山茶花

オールドレンズで。

この花ってなんだと思います?去年、一昨年と何だろうなで終わっていました。調べてみると山茶花でした。

誰かに何かを伝えようと思うと、まずは自分が勉強しないと伝わらない。ブログを始めてそう思います。

まだまだ勉強不足ですが、お付き合いしていただけると幸いです。

下山後の温泉は?

たかすみ温泉が臨時休業ということで、急遽別の温泉を探します。三峰のときは姫石の湯というところに行きましたが、30分くらいとのこと。調べてみると大宇陀にも温泉があって、奈良県屈指の美人の湯とのこと。

こちらも30分ほどでしたが、「大宇陀温泉あきののゆ」さんに行ってきました。

こちらのお湯はPH9.6とアルカリ性。入るとぬるっとしたお湯で、肌がすべすべになります。

お湯の温度は35℃程度とぬるめ。よかったのは薬草湯があったことです。宇陀は万葉の時代から薬草が盛んだったようで、大和当帰という薬草を使った薬草湯がありました。

薬草湯を苦手な人もいるかもしれませんが、薬草のにおいがたまりません。

大宇陀の里という施設にあり、ここは全く知りませんでしたが、食事処とかいろいろある複合施設のようでした。

機会があれば行ってみたいと思います。

感想

霧氷はあるのか高見山2018ということで、奈良県東吉野村にある高見山に行ってきました。

ここの山は毎年の冬山シーズンの始めに登る山と勝手に決めている山。頂上にある高角神社で冬山の安全祈願をします。

冬山も一人で登りますが、やっぱり一人だと不安ですからね。

冒頭にも書きましたが、去年と違うところはオールドレンズを買ってしまったこと。

レンズは無駄に二本体制となっています。ただ、オールドレンズで写真を撮ると楽しいです。

いつもなら目につかないような光景を写真に撮ってみようとなり、時間はかかりますが、足を止めて写真を撮ります。休憩にもなるし、まあいいでしょ。あとは何気なく撮っていたものを調べるようになったこと。これもいいことだと思います。

話は変わりますが、毎年の冬山の予定は、高見山、三峰山、伊吹山、愛宕山と決めていたのですが、今シーズンの冬山からいろいろと行ってみようと思います。

主に関西圏の冬山しか行きませんが、いろいろと記事を書いていこうと思うので、お付き合いしていただけると、幸いです。

最後に参考に去年の高見山の写真を載せておきます。去年は寒かったのですばらしい霧氷が見れました。

霧氷のトンネル

霧氷のトンネルです。

高見山山頂

青空と霧氷の木。

すごいきれいでした。

 

さて、次はどこに登ろうか。

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