【登山未経験者が立山に登る】何も調べず立山に行ったときのこと⑦【後日談】

室堂

目次

あとは京都に帰るだけ

黒部アルペンルートで富山側に降りるには、室堂から立山高原バスと立山ケーブルカーに乗り、立山駅に行きます。

バスはトロリーバスではなく、普通の観光バス。一時間ほど山道を下っていきます。

初めての山小屋で緊張していた?こともあり、あまり寝れておらず、雄山に登った疲労もあり、バスではほぼ熟睡。

本当は弥陀ヶ原とか、美女平とかあるのにね。(ちなみにまだ行ったことありません。いつかは行くでしょうが、室堂に行くなら、山に登ります。)

立山駅に降りて、車を取りに行きます。

扇沢駅と違って立山駅は電車の駅も併設されているので、また雰囲気が違います。

しかし昼過ぎころに立山駅に着いたとは思うのですが、そこからどうやって帰ったのかいまいち記憶にないのです。

このときは京都中部に住んでいたので、北陸道→舞鶴若狭道経由で帰った気もしますが、記憶がありません。

疲れていたせいか、立山の衝撃が強かったせいか、黒部ダムカレーの衝撃か。

よくわかりませんが、記憶の彼方です。

さて、後日談ですが、立山に行ってよかったことを書きたいと思います。

富士山に登る前に雄山に登ってよかった

一番これを思います。言うまでなく、日本一の山、富士山。

立山は知らなくても富士山なら誰でも知っているでしょう。

しかし富士山は独立峰(山が連なっている連邦ではなく、ただ一つの山のみで形成されている山のこと)なのです。

5合目まで車で行けます。富士山の5合目は約2500m。

五合目登山口につくと、あまり木がありません。活火山で2500mという高地と独立峰という環境(独立峰は風の影響を受けやすい)で木がほとんど育たないことが原因と思われます。

そこから山頂までは景色は特に代わり映えありません。延々と岩の登山道を歩き、昇り降りがあるわけではなく、登山道をひたすら歩くのです。

途中、山小屋が点在していますが、この山小屋はあまりいい印象を受けませんでした。アルプスの山小屋は各山小屋特色があります。特にご飯などはこだわっているところが多い印象ですが、富士山の山小屋はレトルトなのかと思うカレーでした。

さらに3600mというのは、やはり高いです。標高第二位の北岳は3193m。400mというのは結構違ったように感じました。特に高山病になったのは、富士山だけだったので、より高かったというのが影響しているのかもしれません。

まとまると、

  • ご飯がおいしくなかった。
  • 景色が代わり映えせず、歩いていて楽しくない。
  • 標高が高く、高山病の危険性がより高まる。

といったところでしょうか。

特に私が行ったとき、曇りだったので、山頂から次の行きたい山が見えないというのは悲しかったです。

山の名前を知らなかった

これは私が無知なだけですが、雄山に登ったとき、目の前に広がる山は名峰ばかりです。

槍が見えた。劔がきれいだ。あれは何々という。

そんな会話がよく聞こえてきます。

正直、とてもうらやましいのです。

山が好きになれるかどうかは、山並みをきれいだと思うかだと思います。

山がきれいなのは当然ですが、そこに至る山並みもきれいだと思えるか。それが大事だと思うのです。

山並みも好きになれば、あとはそこを歩くだけです。

そうすれば、あの山に登れるのです。

話は戻りますが、山の名前を知らないということで、山の名前を知ろうと思いました。

自分の目の前に広がる世界のことを自分は何も知らないのに、すでにその世界を知っている人がいる。

そしてその人の顔は楽しそうだ。

そのことは無知な人間からすると、悔しさすら感じてしまいました。

そう思えたことが登山をしたいと思えることにも繋がりました。

この二つが私を登山してみようという気持ちにさせました。

しかし、ときは9月。これから寒くなり、冬山が訪れます。

ですので、山に登り始めるのは、冬が終わり、春になってからだと、京都に戻り、計画を立てていくのでした。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です