目次
見習い山ガールを連れて立山へ
さて、みくりが池温泉で荷物を置き、いよいよ出発です。
みくりが池はいつ見てもきれいですよね。どんな天気でもきれいに見えるものかと思ってしまいます。
立山もきれいに見えます。
「今度はおまえが立山ってよくわかってるからな!」
そう、4年前とは違うのです。いろいろな山に登り、自信がつきました。
室堂の道は石畳です。とても歩きやすい。
しかし、体調に異変が・・・あれ、しんどい・・・
彼女さんの方が足早に先に進んでいきます。
置いていかないで・・・
一の越山荘までの道も石畳の道です。次々と抜かされていきます。
いや、あまり寝てないから、体調不良なんです。
言い訳をしながら登ります。みくりが池でドヤ顔をした人はどこへ行ったのでしょう。
一の越山荘が見えましたが、これがなかなか着かない。山あるあるです。
息が上がり、足が動きません。
一の越山荘へ
午前10時30分、一の越山荘へ到着。
まだ今日の行程の四分の一ぐらいです。
すでに体力は尽き欠けようとしています。
彼女さんに「あの稜線を登っていくんだよ。大丈夫?しんどくない?」と話します。
というか、自分を鼓舞します。
しかし、一の越山荘から雄山までの稜線はいいものです。
室堂が見渡せ、みくりが池が輝きます。曇っていますが、
ようやく雄山神社の社務所が見えました。
すでに体力はありません。気力で登ります。
雄山山頂へ
午後0時。雄山に到着。
この時点で行程の三分の一なのです。
山行計画の変更を余儀なくされます。というか、体力的に無理でした。
別山まではたどり着けないということで、大走りで雷鳥沢に下ることにします。
神社で祈祷をしてもらいます。
薬師岳方向が見えて、「いつかはあの稜線を歩いてみたい」と思います。
雄山から先の景色
初めて立山に登った時は、ここの先を道と思えなかったです。
しかし今回の山旅はここからが本番みたいなもの。
彼女さんの顔を見ると、まだまだ余裕そうです。
私はすでに屍のようでしたが。
大汝休憩所に到着。簡易な休憩所でした。
しかし、雄山から先は劔岳がこんなにもきれいに見えるとは。
またも「いつかはあそこに登ってみたい」と思います。
黒部ダムもきれいに見えました。「一の越山荘から黒部ダムに降りるルートもあったな。いつかはその道も」と思い始めたら、きりがありません。
うっすらと槍ヶ岳が見えます。
彼女さん「あれが槍ヶ岳。いつかはあそこに登ってみたいだろ?」と勧めます。
反応は「しんどうそう」でしたが。
劔岳が近づいてきます。表銀座のことを思い出します。
劔に登るときは立山には登りませんが、ここから劔を見るのはとてもきれいです。
2017年最高の一枚
そして劔が前に来た時に、ようやくここ一番の晴れ間が出ました。
この景色だけでもここまで来た甲斐がありました。
そして眼下に広がる室堂の景色。秋という感じがして、この景色も大好きです。
大走りコースを下る
予定を変更して大走りコースを下ります。
大走りコースはガレ場を下るので、注意が必要です。相方さんはここで屍になりました。
ちなみに私はすでに屍から霊体となり、みくりが池温泉で成仏するために歩きます。
相方さんが転げ落ちるのを待ちながら、ようやく大走りも終わります。
大走りの下りは足にくるので注意が必要です。踏ん張りが効かなくなり、スリップにも注意してください。
ようやく室堂に帰ってきました。
今回の旅で一番しんどかったのは、雷鳥沢ヒュッテからみくりが池温泉までの階段でした。
階段を登ることが人生で一番苦痛に感じたときでした。
大走りは相当に足に負担をかけるようです。
ようやくみくりが池温泉へ
午後4時50分。ようやくみくりが池温泉に到着です。
本当にきれいな山小屋ですよね。
そして豪華なご飯。
温泉付き。もう言うことなしです。
前に泊まったときは満天の星空でしたが、今回は夜から雨が降り始め、星は見ることができませんでした。
朝日はもともと拝めませんが、朝もどんよりとした天気で何も見えず。
今回は二人なので、山のおじさんにも会えませんでした。
二日目はどんよりとした天気
二日目、朝。雨が降っていないだけましとみくりが池を後に下山します。
次に来るときは晴れますように。
コメントを残す