綿向山に行ってきました~関西の冬山入門編(綿向山山頂まで)

山頂

関西での雪山の入門編といえば、滋賀県日野町にある綿向山でしょう。

ほどほどの積雪があり、登山道は整備されていて歩きやすい。また道迷いもほとんど起きないような一本道なので安心して登れます。表参道のピストンでも十分に満足できるお手軽雪山。そんな印象のある山です。

今回で登るのは2回目ですが、じっくりと登ると、とても愛されている山だとわかりました。

愛されている山に登るとこちらもうれしくなりますよね。

今回は病み上がりの体で雪山装備の点検という感じで登ってきました。

コースは御幸橋スタート→竜王山の周回コースです。

目次

そもそも綿向山って?

滋賀県日野町にある標高1110mで、鈴鹿山脈の南に位置する山です。

古くから地元の方に登られている山で、神さまの山として崇められている山でもあります。

また修験の山でもあり、山頂には神社があります。

関西では雪山として有名です。個人的にはお手軽雪山だから人気なのかなと。お手軽雪山って言葉が正しいのかよくわかりませんが。

雪山を舐めてかかると、痛い目に合うので、お手軽という気持ちは捨てましょう。自分の身は自分で守るといつも考えましょう。

綿向山の標高1110mにちなんで、日野町では11月10日は綿向山の日と制定されているそうで、本当に地元に愛されている山だと思います。

登山道はよく整備されており、小屋が3つあります。コースは表参道、北参道、水無山、竜王山周回コースの4つのコースがあります。

綿向山に登ってきた!

実は綿向山には一度登ったことがある山です。しかしそのときはグループ登山でゆっくりと登っている暇がなく、みんなのペースに合わせるのに必死でした。写真を撮ることは撮るけど、パッとしか撮れないし、誰かのペースに合わせるのはしんどいことです。特にグループになるとそれがとても大変に感じてしまいます。

現在はグループで登ることもなく、一緒に行くのはうちの奥さんぐらいなので、いつも奥さんには一緒に登ってくれてありがとうという気持ちでいっぱいです。

それはさておき、京都から綿向山は意外と近くて高速を使って1時間30分ほどで着けます。

1時間30分が近いかと言われれば、某奈良県より近いので近いのです。高速もあるしね。

前日の天気は夜は雨の予報。雪はなくても綿向山にもう一度登ってみようと思い、また、冬山装備の点検もしたいと思って行ってきました。

登山口に到着

午前9時、御幸橋駐車場に到着。

ちなみに駐車場手前にトイレと登山ポストがあります。

綿向山 登山口

入口には大きな看板があります。

綿向山 登山口 トイレ

晴れていますが、下山後の写真です。

今回、綿向山に行ったのは平日でしたが、休日は結構混むみたいですね。御幸橋駐車場のほかに臨時の駐車場がいくつもありました。登山口の先のところにも臨時駐車場があったので、満車のときはそちらをご利用ください。また看板手前の分岐を上がっていったところにも臨時駐車場が整備されていました。

路上駐車禁止という立て札がいっぱいあって、みんな迷惑しているんだな。と思いました。山を愛するのだから、マナーは守りましょう。

ちなみに午前9時の駐車場には車3台しか止まっていませんでした。

あと、バスでは近江鉄道日野駅か、JR近江八幡駅から行けるようです。

トイレは巡回式?らしく常に水が流れている不思議なトイレです。きれいなトイレでした。

御幸橋駐車場

こちらが御幸橋駐車場。休みの日は満車になるんでしょうね。

綿向山

登り始めはこんな道。うーん、曇っています。

来る途中に国道477が大雨のため通行止めとなっていました。

大雨?と思いましたが、よくわかりません。こちらは夜に雨が降っていたようです。天気予報では午後から晴れの予報だったのですが・・・

立て札

しばらく歩くと天然記念物が出てきます。その名も「綿向山麓の接触変質地帯」。

接触変質地帯

たぶんこれのことだと思います。一つの岩にいろいろな性質の石が混ざった岩のようです。

ヒミズ谷出合小屋

駐車場から20分ほどでヒミズ谷出合小屋に到着。以前はこんな小屋があったのか定かではありませんが、とてもきれいな小屋でした。

綿向山 

鉄製の橋。すごい危ないと注意喚起されています。そんなに危ないんでしょうか。落下の危険って誰か落ちた人がいるってことですよね?

一合目

表参道はわかりやすい標識があります。まずは一合目。

張り紙

こういう張り紙も大変ですよね。みんなに愛されるということはこういうことでもある。と教訓になりまうす。

二合目

すぐに二合目に到着。道は整備されていてとても歩きやすいです。

しかし、全く白くありません。雪山に来たはずなのに・・・

3合目

3合目。道が急に広くなります。一瞬で終わりますが。

霧氷?

霧氷・・・ではなくただの雨粒でした。

あざみ小舎

あざみ小舎に到着。こういう小屋の方が逆に安心する・・・?

登山道

ちなみに一合目から三合目まではこんな登山道です。歩きやすい!

ずっとこんな登山道が続きます。歩きやすい!!

五合目小屋に到着

五合目小屋

午前10時15分。五合目小屋に到着。想像以上に遅いペースです。

雪が残っていてテンションがあがります。

五合目小屋はとてもきれいです。あと各小屋に綿向山の登山バッチがありますと書いてあってほしくなってきます。

五合目小屋

小屋の後ろに何か書いてあるのを発見しました。

若い力

若い力?どういうことなのか・・・

それに綿向山の日のアピールの仕方よ。ここでも愛されていることが十分に伝わってくると思います。

五合目登山道

五合目登山道。歩きやすい!!

歩きやすい!!!

六合目

六合目に到着。ようやく冬山らしくなってきました。

六合目 登山道

登山道の雰囲気は一緒ですが、景色がだんだんと変わってきます。

しかし、歩きやすい!!歩きやすい!!!

六合目

そうして七合目に到着。ここから冬道にいけるのですが、積雪がほとんどないので夏道を使いました。

雪のない冬道を歩くのもしんどいんだよ?(道がわかりませんでした。あとになってあそこがそうだったと思い出しました・・)

七合目 登山道

七合目登山道は少し趣が変わります。一部切れ落ちている個所もあるので、積雪があるときは冬道を利用しましょう。

キケン

あの札はあれでいいのか。危険には変わりないからいっか。

やってきました。苔タイム

苔

そしてやってきました。苔タイム。

撮るものを探せ!見つけた!苔だ!

そうです。山には苔がたくさんあるのです。ということで、今回は冬の苔をお送りします。

苔

そういえば今回のレンズは14-150mmとオールドレンズのペンタックスSMCA50mm f1.7を持って行っています。

オールドレンズはどう使おうか。・・・苔を撮るのに使うのだよ!

そんな声が聞こえた気がしました。

八合目

そうこうしているうちに八合目に到着。ちゃんとしてこういう標識はとても助かります。わかりやすい場所に立てるっていうのは難しかったりするもんです。

変な木

変な幹の木を発見。どうなってるの?・・・きっと彼もひねくれものなんだろう。

九合目

九合目へ。ここまで来たら山頂はすぐです。

九合目ってある意味あるの?ってぐらい山頂がいつもすぐな気がします。

だから九合目ってすごく好きです。

天国の階段

やってきました。天国への階段です。

いや、黄泉の国か。曇っていてまったく何も見えません。不気味に鳥居が待ち構えています。

ようやく山頂へ

山頂

午前11時30分。綿向山山頂に到着。

うーん。曇っていますね。ホワイトアウトの状態です。

綿向山 山頂

綿向山山頂から。御覧の通り全く何も見えません。雪がなくてもここからの景色は素晴らしいと思い、綿向山を選んだのですが、これはこれでいいです。

エビの尻尾

エビの尻尾がよく育っていました。

気温は0℃。しかし風があまりなかったため、そこまで寒く感じなかったです。

ガスをせっかく持ってきていたのでお昼にしました。

綿向山から先の道

実はこの山行の本番はここからです。

ここから竜王山の縦走コースを目指します。

続く。

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