この記事は京都西山の由緒正しきお寺、善峯寺に紅葉を探しに行ったときの記事です。
カメラはいつものごとくOM-D E-M5Ⅱ、レンズはオールドレンズのCarl Zeiss Jena Flektogon 35mm zebraです。
オールドレンズを山に持っていこうとしていましたが、なんとなく晴れない天気。せっかくなら晴れた日に山に行きたいと思うのは山人の性でしょう。
雨の日も雨で楽しいんですけど、写真を撮るとなると、雨のときは大変です。山で雨の日に写真を撮る装備も技術もないので、晴れた日に行きたいです。
ということで、お寺に紅葉を探しに行ってきました。
目次
善峯寺って?
京都に住んでいる人でも善峯寺を知らない人も多いでしょう。善峯寺は西国第二十番札所のお寺。平安中期に開かれた京都西山にあるお寺です。札所とあるとおり、西国三十三所巡礼の二十番目のお寺です。
えっ西国三十三番所って?私もよくわかっていないので、詳しくは自分で調べてください。お遍路参りみたいな感じでしょうか。たまに巡礼されている方をみます。
とりあえず平安中期に開かれた由緒正しいお寺ということで勘弁してください。
春は桜、夏はあじさい、秋は紅葉、冬は雪化粧がきれいなお寺でもあります。というか、ここが重要です。
アクセスは阪急東向日駅から阪急バスが出ています。約30分。運賃350円ぐらい。
このお寺はポンポン山に登った時に見つけたお寺です。えらい山の中にあるなーというのが第一印象。京都西山の高いところにあり、京都の町が一望できます。
秋は紅葉が有名なので、新聞の紅葉だよりとかを参考にして見ごろとなっていたのを思い出し、せっかくなので行ってきました。
さっそく行ってきた
まずはこちら、入り口にある山門です!
・・・まあ画角が70mmになっているんで仕方ないです。これが限界です。
さあ、次々と行きましょう。レンズはほとんど解放状態です。天気は曇り。すべて撮ってだしの状態です。
さっそく紅葉のお出ましです。意外とここの紅葉が一番きれいだったかも。
ここのお隣に本堂がありますが、写真は撮っていません。参拝だけしてきました。
画角70mmは使いどころが難しいのです。撮り忘れではないのです。
こちらが日本一の松としてお寺が推している天然記念物の遊龍松さん。樹齢600年以上の松で全長37mとのことです。画角・・・とりあえず立派な松です。
さてここでフレクトゴンさんの真骨頂、「寄ってみる」です。
松がきれいに手入れされる様子がわかります。この写真で見るといくつかの松が生えているのかと思ってしまいますが、一本の松を撮っているものです。全長37mはカメラで納められませんでしたが、立派な松に変わりはありません。
南天が赤くなっていました。冬の南天も有名みたいです。背景がこれだけボケるのはオールドレンズならではといった感じ。
こういう参道もしっかりと映ってくれます。
幸せになったのでしょうか。きっとこの瞬間が幸せなんでしょう。
近くで見るとやさしそうなお顔をされています。
紅葉が見ごろとありましたが、まだ青い葉のところも多かったです。今年の紅葉はどうなんだ?
ここは紅葉していました。背景が曇りなのは仕方ない。青空だったらもっと映えるんでしょうけど。
こういう玉ボケもオールドレンズならでは。というか、どこにピントがあっているのかわかりません。
紅葉の終わりかけ?青い葉があったりで今年の紅葉は不作なんでしょうか。雨が続いたせいであまり期待はできなかったんですけど。
なかなかこういう紅葉を探すのに苦労しました。花火のような紅葉がきれいです。
ここまで寄れるのはフレクトゴンならでは。きれいな葉を探すのにも苦労しました。黒くなっている葉が多かったです。
柔らかい印象を受けます。やっぱりオールドレンズを買ってよかった。
ここまでお寺という雰囲気の写真のないことにようやく気付きます。いや、画角・・・
植物しか撮っていなかったので、このレンズで建物を撮る練習もしようと思います。それにしても写真って難しいですよね。
でもやっぱりこういう画が好きなんです。
最後は反省してお寺っぽい感じを。
本当はここの参道に落ち葉が落ちてきれいなんですけど、きれいに掃除されていました。
それでもとても雰囲気のある参道です。
なんかこういう構図見たことある!どこにピントを合わせたらいいのかわからずに撮ってしまいました。
瓦の上に落ちていた落ち葉です。結構お気に入りの写真になりました。
最後にお寺の紅葉っぽい絵で終わろうと思います。
感想
今回はオールドレンズのflectgon35㎜を持っていきました。マイクロフォーサーズで使うと画角70mmのレンズとなります。先日のコスモスでマクロっぽい感じで満足していましたが、果たして普通に使えるのかを試してみました。
結果はやはり画角70mmというのは難しい。特に一番初めの山門は全体を撮ることはできませんでした。
しかし参道の紅葉は自分の足で調整することができるので、画角という点ではなんとかできそうでした。
何より寄れるという強みがこのレンズにはあると再確認できました。
今回も曇りだったのでオールドレンズの弱みとされる逆光での撮影などはできませんでしたが、通常使いには十分な性能を発揮するのではないかと思います。
マイクロフォーサーズでオールドレンズって探してもなかなか出てこないので、誰かの参考になればうれしいです。
さて、次はどこにカメラを持っていこうか。
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