2015年、秋。
日本第二位の標高の山、北岳に登りました。
あまり気持ちのいい登山ではなかった富士山があったからこそ、北岳に登り、改めて山登りが好きだと感じた山旅でした。
目次
いろいろと考えさせられた富士山の話
もともと富士山にいい印象はなく、誰でも登れる山、観光地化している山という印象が強かったです。
そういう印象を持ったまま、実際に富士山に登ってみましたが、その印象を覆すことができませんでした。
富士山に実際に登ってみて感じたことは、なぜ、山登りをするのかということでした。
富士山登山は自分にとって全くおもしろくなかった。そもそも、なぜ山に登るのか。よくある「そこに山があるから」ではなく、自分なりに一度考えてみなくてはならないのではないか。
富士山に登った結果、そう思いました。つまりは、今後、登山を続けるかどうかということまでを悩んでしまったのです。
富士山に登っただけでそういったことを考えさせるとは。富士山おそるべし。
なぜ北岳だったのか
富士山によってぼろぼろとなった私の登山魂を再び熱くしてくれる山はどこなのか。
いろいろと考えましたが、北岳に登ってみることにしました。
北岳に登った理由は単純に日本第二位だったからです。(富士山の印象が悪いとか書いておいて、北岳に登る理由がすごく単純ですが許してください。)
富士山で自分の山に登る理由とは?と考えさせられました。平たく言えば、登山が楽しくなくなった富士山登山。
そんな状態で日本第二位という北岳に登ったら、どうなるのか。はたして登山に対する熱いパッションは再び戻ってくるのか。そう思ったら、北岳に行ってみるしかありません。
北岳って?
そもそも北岳って?のお話。
日本第二位といいますが、たぶん登山をしない人は知らない山。北岳について簡単に。
北岳は南アルプスにある山で、南アルプスとは長野県、山梨県、静岡県にまたがる赤石山脈のこと。
北アルプスとの違いは、南アルプスはより太平洋に近いことから、湿潤であり、冬は降雪が少ない。
森林限界は北アルプスと比べて300mほど高く、2600m付近まで樹木があり、原生林の森が広がる。
南アルプスの最高峰は3193mの北岳。ほかに間ノ岳(3190m日本第3位)、日本百名山である仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳、鳳凰三山、塩見岳、赤石岳、荒川三山、聖岳などがあり日本有数の山脈となっている。
とくに北岳、間ノ岳、農鳥岳は白峰三山と呼ばれ、北岳から天空の稜線と呼ばれる3000mの稜線を歩く登山道があり、人気が高い。
なお、北岳は南アルプス北部、赤石岳、荒川三山などは南アルプス南部に位置し、南アルプス南部は原生林の森が広がり、鬱蒼とした森が広がる。北アルプスほど山小屋もなく、登山者も少ない。
こんな感じでしょうか。初めは荒川三山とかも候補にしたんですけど、初心者にはきつそうということで諦めました。甲斐駒、千丈もいいですけど、まずは北岳に登ってから。という感じで北岳に登ることにしました。
前日のお話
メモがてら前日までのお話。
北岳までは車で向かいます。山梨県芦安駐車場に車を止めて、登山口がある広河原まではバスで。京都からだと山梨まで6時間ぐらいかかりました。
山梨に入り、東京の表示が近づいてきてテンションが少し上がりました。
しかし何よりテンションがあがったのは、八ヶ岳の山並みを見たときでした。
ここで確信します。やっぱり山が好きだな。と。
芦安駐車場に着き、少し仮眠。
平日だったこともあり、そこまでの混雑はなく、広河原までバスで移動します。
午前8時に北岳の登山口がある広河原に到着。
天気は晴れ。絶好の山日和です。
続く。
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