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山小屋での朝
山小屋で初めて泊まるときは気合を入れて泊まりましょう。
疲れて熟睡できればいいですけど、私みたいな繊細な人間は少しつらいものがあります。
山小屋では、部屋は相部屋ということを思い出しましょう。
誰かのいびき、トイレに立つ音、扉を開く音、寝返りをうつ音、すべて一人で寝るより大きく聞こえます。
疲れたので早くに寝ようと思い、消灯時間とともに寝ました。が、夜中の12時ぐらいでしょうか。目が覚めます。
そこからがなかなかきびしかったです。
さっきの音が聞こえ、次に寝れません。
朝を迎える
そうしているうちに4時ごろになります。
ガサガサ、ガサガサ。誰かの荷物を整理する音が聞こえます。
そうなのです。山小屋の朝は早いのです。日が登っていないときから行動する人も少なくありません。
当然、山小屋に泊まるのは初めてなので、そんなことは知りません。
松本でビジネスホテルで寝た時よりもあまり眠らず、旅行3日目の朝を迎えます。
ちなみに山小屋の朝ご飯は6時ころです。場所、時期によっては5時半とかもあります。
朝ご飯を食べても午前7時ごろです。
ここで重大なことに気づきます。
室堂ではバスがまだ動いていません。
つまりこの日の予定である富山の立山駅に降りれないのです。
昨日の山おじさんの言葉を思い出します。
「山はいいよぉ」
旅行はロマンだと言いました。ここで山に登らなくては何がロマンなんだろうと思います。
バスも動いていないしね。
立山に登る
とても前置きがながくなりましたが、いよいよ山小屋を出発します。
立山について簡単に。
立山は、富士山、白山と合わせて日本三大霊山の一つとされ、山岳信仰の霊場として栄えました。立山という山はなく、正確には、雄山、大汝山、富士ノ折立の三つの山頂を総じて立山といい、雄山には雄山神社がある。
最高峰は大汝山の3015m、雄山は3003mである。
山岳信仰とか、雄山神社とか、3000mの世界とかよくわかりません。
みくりが池温泉から歩いて二時間と聞き、朝の散歩ぐらいの気分で山小屋を出発します。
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