雲に巻き込まれながら帰路に就く【薬師岳山行二日目】

太郎平から

薬師岳での最高の夜を迎えて翌朝。

ブロッケン現象

目次

朝を迎えて

目が覚めると、曇っていました。今にも雨が降りそうな天気。天気予報では今日のほうが好天だったはず。やはり山の天気はわかりません。

しかし山の上のでの御来光はいつも楽しみにしていることの一つ。準備を整えて山頂を目指します。

薬師岳山頂

午前5時。山頂の展望はなし。本当はここから立山までの縦走路が見えるはずなんですけどね。

この日の天気は、午後から雨。曇っていますが、雨は降っていないので、雨が降る前に下山します。

 

薬師岳のお花畑

チングルマの綿毛が風に揺れます。薬師岳ではいろいろな花が咲いていました。

花の百名山でもある薬師岳。お花畑が多くあると聞きます。また登りたい山が一つ増えた瞬間でした。

天気は晴れず

太郎平まで降りてきましたが、天気は晴れず。雨は降らないけど、ずっとグズグズの天気が続きます。

太郎平で休憩して帰路を急ぎます。帰りはいつも早いです。

太郎平から

雲の中を歩きます。まるで黄泉の国を歩いているような、夢想の世界を歩きます。

思うことは一つ。次はどこの山に登ろうか。そんなことを考えていると、下山するのはいつもすぐです。

薬師岳のアラレちゃん

アラレちゃんは誰かの手によって貼りなおされていました。

下山時はお盆休み前の金曜日。多くの登山者とすれ違いました。

テント泊装備の人が多かったです。いつかはテント泊と思っていますが、いつになることやら。

折立

午前10時50分、折立に下山。無事に終えることができました。お疲れさまでした。

下山後のお楽しみは

下山後のお楽しみはたくさんあります。

まずは温泉

下山後のお楽しみと言えば、温泉です。

一番近い温泉は有峰ゲートにある亀谷温泉ですが、今回は下まで降りて「湯ごこち」さんに行くことにします。

湯めごこち

こちらのお湯は、ナトリウム塩化物泉。弱アルカリ性の温泉で、お湯が赤く濁っています。

粘度が高いお湯で、体が温まります。何より温泉施設がきれいというのは、助かりますよね。

富山といえば

そして昼ご飯。今回は、回転寿司の「すしだるま」さんに行きます。

回転寿司ということで、一人でも入りやすいです。

以前も行ったことがあり、そのときに富山のお魚のおいしさに感動しました。京都では、ほぼ食べることができない生サバのお寿司などを堪能。車鯛の昆布締めもおいしかったです。イカ、白エビ、どれもおいしかった。

富山に行ったならお魚を食べるべきです。

やはり海の近いところのお魚は別格に鮮度がよく、内陸の魚に比べても全然違うものです。

お土産は

今回のおみやは、彼女さんからのおすすめで「大塚屋」さんの「三角どら焼き」にしました。

お店は古い町並みで、老舗の和菓子屋さんという店構えで、お店の中でもお菓子をいただくことができます。普通のどら焼きと言えば丸い形ですが、こちらのどら焼きは三角形。あんこの重量感がずっしりときます。しかし一口食べると、あんこの甘さはしつこくなく、やわらかい甘さ。小豆の風味を生かした甘さとなっています。

三角どらやき、おすすめです。

その後

お寿司とお土産を買ったので、もう後は帰るだけです。

しかし、しばらくは下道で帰ろうかというアホな考えが浮かびます。疲れているはずなので、すぐに高速に乗って帰ればいいのに・・・

そう考えがよぎると、高速のインターに乗り過ごします。

しばらく国道を走りますが、道がとても走りやすい。片側二車線の信号機のあまりない道をまっすぐと走ります。

しかし一時間ほど走れども、いまだに富山という状況に飽きてきます。

ようやく高速に乗り、帰ります。特に渋滞に巻き込まれることなく、福井県の南条サービスエリアに到着。

ここでは、ボルガライスを食べた記憶があり、今回はどうしようかと悩んでいると、ボルガライスの横にソースカツ丼の文字が。よって晩御飯はソースカツ丼となり、お腹が満たされてからは、再び下道で帰ろうと思い立ちます。

福井から滋賀県に抜ける国道365号線を走ります。

この道は山道ですが、走りやすい。みんなビュンビュンとスピードを出して走っていきます。

下道を走ると、いろんなことに気づきます。下道を使うことは男のロマンを感じます。

高速を走っていると、景色が変わり映えしなくて眠くなってしまいますが、下道を走るとおもしろくてあまり眠くならないのが楽しいです。

滋賀県に入り、湖西道路を使って、京都まで帰りました。

感想はまとめ記事で書こうと思います。

薬師岳山頂

今回も楽しい山旅となりました。

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