先日の記事は実はこの記事の前置きで、最近オールドレンズを買ったので、そのお話を書きたかったのです。
といいつつも、この記事ではオリンパスのOM-Dを使っている私がなぜオールドレンズを買ったのかというお話を書いていきたいと思います。
目次
そもそものお話
ブログを書くようになって変わったことはいくつかありますが、一番変わったのは誰かに見せようと写真を撮るようになったことです。
いままでは自分のパソコンのデスクトップのスライドショーぐらいしか写真の出番はありませんでした。自分だけ見てればいいし、自分だけ満足できたらいい。しかし、自己完結してしまうと、そこから先がないのです。写真は人に見てもらってこそ、上達するものです。
それがブログを始めて人に見てもらえる写真を撮ろうとなりました。今も人に見せれる写真ではないですが、少なくとも写真の勉強をし始めるぐらいにはなりました。
それに誰かの写真を見る機会も増えました。いろいろな人のブログを参考にさせていただいていますが、みなさんの写真はきれいです。自分の写真には何が足りないのかと考えるようになりました。
私のカメラはOM-D E-M5 markⅡです。レンズは14-150mmの便利ズームと12mmの単焦点を持っています。
自分が見る写真だけだったら、本当にこれで十分だったのですが、誰かに見せる写真を。と思うとなんだか物足りなく感じるようになりました。
先日行った蛇谷ヶ峰で撮った写真です。撮ったときは会心の出来かと思いましたが、後で見直すと、そうでもなかった一枚。こういう写真は、自分で見るだけだったら満足なんですが、誰かに見てもらおうとすると面白みがない。
そういう思いが募っていき、悩んだ結果、新しいレンズを買ってみることにしました。
そこで職場のカメラ好きの女の子に相談してみると、オールドレンズなるものを勧められました。
オールドレンズって?
オールドレンズとは、
昔のフィルムカメラに使われていたレンズのことで、現在のレンズと比べて安く手に入ることができます。
オールドレンズの特徴として、現在のレンズにはない味があり、ゴーストやフレアが出やすいという特徴があります。
とだいたいこんな感じです。調べてみると、某オークションサイトでいろいろと出てきます。そして安い。高いレンズは10万円を超えてきますが、安いレンズだと1000円で買えます。
物は試しということでさっそく買ってみることにしました。
オールドレンズを買ってみた
ちなみに私はマイクロフォーサーズのカメラを使っています。マイクロフォーサーズでオールドレンズを使うと二倍の画角となります。つまり50mmの単焦点のオールドレンズを使うと100mmの画角となります。
オールドレンズといっても数多くのレンズがあります。特に「標準レンズ」と言われる50mmのレンズが数多くありました。
50mmをマイクロフォーサーズで使うと100mm。100mmという距離がとても気になります。いままで使ってこなかった画角。いろいろと探してみた結果、CARL ZEISSというレンズがとてもいいと聞きました。
そして落札したのが、CARL ZEISS JENA FLEKTOGON 35mm f2.8 ZEBRA
ドイツのメーカーでオールドレンズ初心者にもいいと評判のレンズでした。オールドレンズのうちでは少し高かったですが・・・しかし新品のレンズを買うより圧倒的に安く済み、クーポンとかポイント併用で10000円ぐらいで買うことができました。
このレンズをマイクロフォーサーズで使うと70mmになります。中望遠レンズとして使え、さらにこのレンズの特徴は最短焦点距離が18センチとかなり短いことです。
さっそく使ってみた
さあ、物は試し。さっそくオールドレンズを持って写真を撮りに行ってきました。
オールドレンズで撮ったコスモスです。正直、かなりびっくりしました。ここまで精細に映るのかと。
もともとFLEKTOGONというレンズは広角の寄れるレンズということでしたが、70mmのマクロレンズのように使えます。マニュアルフォーカスですが、OM-Dには手振れ補正があり、オールドレンズでもかなり撮りやすかったです。
そして沼にはまる(2019年追記)
前置きが長くなりましたが、以前の記事を読み返してみると、沼にはまりそうというところで終わっていたので、それからどうなったかを書いてみようと思います。
2019年2月現在。私は沼にはまっています。オールドレンズの魅力はレンズの色がとても出やすいところだと思います。それに写真を撮っていてとても楽しい。
実はFLEKTOGONは現在手放してしまっていますが、新たにロシアンレンズのJupiter‐9とOMマウントのzuikoシリーズを使っています。
今は主にこの二つを使っていて、今のところはOMマウントにはまっているところです。
オールドレンズで写真を撮るようになってから現行レンズでも写真を撮るようになりました。
オールドレンズはどうしても夜とか暗いところになると弱くなってしまいます。それはAモードしか使っていないからとか、補正が効きにくいからとかそんなことだと思うのですが、そもそもの描写の甘さが目立ってしまう気がします。しかしオールドレンズの良さは描写の甘さだと思っているので、暗いところでの撮影は現行レンズを持っていくだけなのですが。
いずれにしても、もはやカメラが趣味になりました。それはオールドレンズ沼にはまったからだと思っています。いろいろなレンズがあり、どんなレンズで、どんな写りになるのか。それを見てみたいと思い、今日もオールドレンズを持って出かけます。
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